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象徴派 夢幻美の使徒たち

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ひさしぶりに長岡の県立近代美術館へ。
ホント何年ぶりだろ。バス料金上がった?

この秋は私にとって展覧会の当たり年。
バーン=ジョーンズを見て以降、ほかの世紀末画家の作品も見たいなぁと家にある画集を眺めながらぼーっとしていたらまた新聞広告を見つけちゃいました。
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このポスターと同じ写真を見た時はひとりで大興奮。モローとルドンじゃないですか。
そこで詳しい情報を調べたところ他にもクノップフ、ムンク、ピアズリー、アンソール、クリンガー、ドレなどヨダレの垂れそうなラインナップ。
これは行くしかありません。

いわゆる巨匠作品があるわけではないし暑さもあってか美術館はガラガラでゆっくり見ることができました。
象徴派という用語は知ってるものの、あまりその中身に興味がなく今まではザックリと「世紀末美術」として捉えてきました。
リアリズム路線の印象派に対する反リアリズム路線の象徴派であるようですが、人間の深層心理の観念的かつ幻想的な解釈と表現、神話・伝説・聖書といったものから題材をとった物語性、デカダンス、死といった、個人的に魅力を感じる要素が強いのです。
そしてたまたま強く心をひかれる画家にベルギー出身、もしくはベルギーの二十人会に関わった画家が多く「世紀末美術」=「ベルギー美術」の印象があります。
今回は一枚きりでしたがヌンク、トーロップを見ることができて嬉しかった。
トーロップがカトリックに改宗した後、あのぐるぐるをやめて普通の絵を描くようになったというのは意外な話でした。

ムンクがすごい迫力だったとか、あの細かいドレの「神曲」が木版なのにビックリ(ドレのサインの他に彫師のサインもあったがとにかく彫師の技がスゴイと思う)とか、モロー作品は予想通り少なかったとか、まぁいろいろと感想はあるけど、とにかくとにかく感動したのはルドン。
なんだあの岐阜県美術館のコレクション数は。うらやましいじゃないか。
ルドンは目玉や頭部が空中に浮かんでいる版画や木炭画のイメージがあって、幻想的なパステル画や油彩はあまり興味がなかったのです。
ところが今回初めて(?)ナマの油彩を見たらあまりの美しさに一気に心を持って行かれました。
やっぱり本ではダメなのです。本物を見なくては。
ルドンは長年発表してきた「黒」の作品を離れ、晩年になってようやく輝くような色鮮やかな作品を生み出すようになるのですが、類まれなる色彩感覚を持っていた人だと思います。
たくさんの強い色を使っているにも関わらず調和がとれていて、どの色をとっても美しい。
特に青色の美しさと、他の色を引き立てる効果的な白と黒の使い方に心惹かれました。
黒の時代の作品もやはり本物は違うと感じました。
とても繊細なのに、目に見えない世界を表現しようとする強い意志のようなものがありました。

前期(9月)と後期(10月)があって作品の入れ替えもあるようで後期も気になるところ。
今展示されているルドン作品の多くは後期は展示されないので興味のある方は早めにどうぞ。

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