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シルヴィーとブルーノ


シルヴィーとブルーノ (ちくま文庫)

昔からヴィクトリア朝、アールデコ、アールヌーヴォー期あたりの挿絵が好きで、先月から思い出したようにいろいろ眺めては楽しんでいる。
そんなんで今月読んでいる本はファンタジーの‘古典’ばかり。
ファンタジー嫌いの私でも18世紀末から19世紀初頭あたりの物語は読むのだ。

本をあちこち探し歩いていた頃つなぎで読んだのが「シルヴィーとブルーノ」。
「不思議の国のアリス」で有名なルイス・キャロル作。
ヴィクトリア朝時代を生きる語り手の現実世界と妖精の子供であるシルヴィー・ブルーノの姉弟が暮らすフェアリーランド、アウトランドなどの世界が交互に語られる。
最初は語り手がまどろむとシルヴィーたちの世界に入り込むという状態だったが、物語が進むにつれシルヴィーたちが人間の子供の姿になって現実世界に現れ、語り手や他の人間達と交流を深めていく。
実は何年も前に買ったのに序文でうんざりし、いわゆる積ん読状態だった本。
今回は頑張っていかにも神経質な人らしいくどくどしい序文を乗り越えて完読!
キャロルのユーモアは楽しい部分も多いが難しさもある。
理屈っぽいわ、ナンセンス詩の意味がわからんわで苦労して読み進め、次第におもしろさを感じてきたのに物語が未完とは・・・とほほ。
原文では「シルヴィーとブルーノ・完結編」があるのだが日本語版は刊行されていない。
すでに著作権は切れているということでネットで邦訳を読むことはできる。
なかなかパソコンで読む時間がとれないのでプリントアウトするかなんかしていずれ読むつもり。
シルヴィーとブルーノそして彼らの父親の地位を奪おうとする企てが最初に語られたまま、その後どうなったのかわからないところがとても気にかかる。

挿絵はハリー・ファーニス。
sylviebruno
特徴のある絵ではないが、脇役たちの造形が漫画みたいでおもしろい。
これはフェアリーランドへ向かう途中ドッグランドを通る際に王様に謁見している図。
謁見と言っても思わず「わんちゃん」と呼んで頭なでなでしてしまい家来たちをギョッとさせている。
犬たちの描き分けや表情が楽しい。

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