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Shall We Dance?

猛暑が続いています。
ここまで暑いと外に出るのも危ないので、肌がじりじりするような天気の日は冷房を効かせて部屋にこもります。
そこで今日の友。

‘欧米から見たアジア’という共通点のある昔の映画を2本。
まず「王様と私」。

ブロードウェイ・ミュージカルを映画化したもので1956年にアカデミー賞を受賞した名作。
時は19世紀半ば。シャム王国(現在のタイ)の王宮に家庭教師として招かれたイギリス人女性・アンナと王が衝突を繰り返しながら立場や文化の違いを超えて互いを理解し心を寄せていく物語です。
ミュージカルが嫌いな私には「歌長いよ」という場面もあるけれど、歌で王の苦しい立場や悩み、さらには民衆への思いをさりげなく表現しているところは評価したい。
さらにこの王様はよい父親でもある。

あとは劇中劇がすばらしい。
この舞台の美術担当者はよく勉強していてアジアの美意識をうまく伝えていると思う。
「Shall We Dance?」をバックに王とアンナが踊るシーンは印象的といえば印象的なんだけど、あまりに色気がなくて(苦笑)
むしろ、客人へのもてなし方を王がアンナに相談するところで二人の顔が自然と近づく場面の方がドキドキしました。

続けて「皇帝の鶯」。

チェコの人形アニメーションの巨匠イジィ・トルンカの1948年の作品。
もうこれはアニメーションを超えた芸術です。
中国の少年皇帝が主人公。
絶対権力者である少年皇帝は物質的に恵まれ、すべてが自分の思うようになり、周りの大人たちは皇帝の顔色をうかがうばかり。
だけど決して心は満たされていない。
毎日の生活は時間で区切られた単調なもので、皇帝に本当の自由などないのだ。
そんな皇帝が美しい声で歌う小さな鳥の存在を知る・・・

この物語も美術センスがすばらしい。
トルンカは豊かな想像力と美意識で中国の皇帝の宮殿という見知らぬ世界を神秘的に描いている。
人形アニメらしいユーモアも満載。

それにしてもどれくらいの手間と時間をかけて作られたのだろう。
1コマを撮るたびに人形を少しずつ動かすわけでしょう。
気が遠くなるような作業。
あの川本喜八郎さんがトルンカに師事していたというからこれまたすごい。

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