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鰭崎英朋



ちょっと前から注目していた鰭崎英朋(ひれざき・えいほう)。
明治から大正にかけて活躍した挿絵画家なのだけど、初めてこの人の絵を見たときは「この人は浮世絵師の直系だ」とピンと来ました。
調べたら私が敬愛する芳年の弟子の弟子。
英朋より早くから評価が高かった鏑木清方とは同時期に活躍しました。
清方も芳年の直系なんだけど、あまり興味がわかないんですよね、昔から。
英朋の絵はドラマ性があるところがいい。
美人画もなかなか。
このあたりは好みの問題があるけど。

東京の「いせ辰」で弥生美術館で開催されている「鰭崎英朋展」のチラシを見たときはドキドキして「弥生美術館行っちゃおうか!?」と一瞬迷って、結局行きませんでした。
根津駅からほど近くなので行けなくもなかったのだけど、あまりに予定外で。
東京行きの計画をたててる最中に念のため展覧会情報はチェックしてたのに見事に見落としました。
横浜市美術館の束芋さんの展覧会で迷っている場合じゃなかったか?
弥生美術館は独特の空気があっていいところです。
同じく挿絵画家の伊藤彦造の展覧会もここで見ました。
彦造は英朋の師匠の右田年英からやはり絵を習ったのです。
どちらも好きだというのはこういうことも関係あるのかもしれません。

前に書いた小村雪岱(こむら・せったい)も浮世絵の香りがします。
この人は東京美術学校で下村観山から学んだ人です。
本格的に日本画を勉強していながらデザイナーとしての才能を発揮していきます。
挿絵ばかりでなく装丁も手がけ、美しい装丁の数々を残しています。
雪岱の挿絵の女性はすっきりと細身。
あえて鈴木春信を意識した画風ながらモダンな感性が感じられます。

そうそう、雪岱も英朋も泉鏡花の挿絵が有名なのです。
こういう世界を知ってしまうとオリジナルを見たくなるのがマニアック人間の泣き所。
神田神保町をさまよう理由ができてしまいそう。

コメント

実物見たかった

岩本さん、こんばんは。
英朋ってマイナーかと思ったら案外メジャーなのかしら。
展覧会していることもあって検索するとたくさんかかってきますね。

絵は何でもそうだけど木版は実物を見たいですね。
木と和紙という天然素材ならではのかすれやにじみもいいですもんねぇ。
東京のいせ辰で「古い版木で刷っているので販売は現品限り」という商品がありました。
欲しくなる図柄ではなかったので買いませんでしたが、千代紙も元々はすべて木版だったのだと思うと楽しかったです。


  • 2010/02/25(木) 20:52:58 |
  • URL |
  • さるる #-
  • [ 編集 ]

英朋、私も好きです。
浮世絵というよりも木版が好きなんですが、
やっぱり本物はいいですよね。
空摺りとか雲母摺りとか、微妙な濃淡なんか
画集じゃ解らないですもんね…

近代版画も空気感があって大好きですが◎

  • 2010/02/25(木) 13:34:42 |
  • URL |
  • 岩本 #-
  • [ 編集 ]

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