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新潟市美術館(後編)

明日は「西区DEアート」へ行ってくるので、後編大急ぎで書いちゃいましょう。

土の作品が続いた後は、まったく趣の異なる作品が現れます。
【11】水の記憶
写真家の牛腸(ごちょう)茂雄さんのマーブリングの作品です。
マーブリングって子供の時やりませんでした?
私は水の中に絵の具を溶かし、そこに無地の団扇を入れて表面に絵の具を定着させるというのをやった記憶があります。
写真家なのにマーブリング?と思ったら、牛腸さんという方は心理学の応用としてマーブリングの他にロールシャッハの作品を作ったり、さらには映画にも挑戦していたそうです。
新潟県加茂市出身ですが、今から20年以上も前に36歳という若さで亡くなられています。
以前、新潟市美術館で展覧会がありました。
マーブリングというのは人の意思で作れる模様ではないわけで、偶然が生んだ美はどこか無機質でありながら、何か他のものをイメージさせます。
私は惑星を思い浮かべる一方で、人間の内臓や脳を想像しました。


【7】Zwischen‐Raum
栗林隆さん。
次の展示室に入ってまず意外に思いました。
ここはプレオープン時に山口啓介さんの作品制作のお手伝いに行ったとき、ちらちらとのぞいていました。
展示室の真ん中に作りかけの大きな箱みたいな部屋みたいなものがありました。
その箱みたいな部屋みたいなものが以前見たときの柱をむき出しの姿のまま同じ場所にどんと鎮座していたのです。
まわりの壁には市民から提供された額縁が掛けられ、「ニイガタのタカラアツマレ」というプロジェクトでやはり市民から提供された「タカラモノ」が飾られています。
そしてとても薄暗い。
不思議に思いながら壁を眺めつつ、箱のまわりを周ると小さな窓があります。
頭がちょうど入るくらいの窓から中をのぞいてビックリ。
それは前に見たことのある場所そっくりだったのです。
思わず、展示室の外にいる美術館の職員さんのところへ早足で向かいました。
「この部屋は山二ツの米倉庫の部屋と同じですよね!?」
興奮気味の私に職員さんはニッコリ。
そうなんです。【73】とこの作品は二つでひとつだったんです。
一方は部屋の中であり、一方は部屋の外であるという不思議な装置。
この部屋は現在と過去をつないでいるのです。
山二ツはバスツアーの団体で行ったこともあり短時間に小窓から作品を見るのには適さず、窓から見えるのは暗い空間ばかりという状況で、正直どう解釈していいのかわかりませんでした。バスツアーの記事にも作品についてはほとんど触れていません。
説明もよく聞き取れなかったんですよね。
今回【7】を見て、ようやく納得が行きました。
【73】→【7】の順番で見てよかったです。反対だったらこんなに感動しなかったかも。
職員さんは時間をかけて丁寧に解説してくださいました。
ありがどうございました。
091002i
091002j
この中に私が提供した額縁もあります。
仙台の古道具屋で買ったもので思い出もありますが使う機会がなかったので、作品の一部になれば嬉しいなぁと思い手放しました。
たくさんの人に見てもらえて、よかったね。

【10】祭りの休憩室1・2・3
091002g
山口啓介さんといえばこれです!
‘1・2・3’とある通り、展示室の脇に備え付けてある休憩スペース3ヶ所にそれぞれカセットプラントが展示されています。
扉が閉じられている場所もあり、うっかり見落としそうになったら先ほどの美術館の方が「扉の向こうはご覧になりましたか?」と声をかけてくださいました。
誘われるままに扉の奥に入ると思わず「あっ!」と声が出てしまいました。
目の前のカセットケースにはドライフラワーではなく色鉛筆が。
そうです。酒百宏一さんのワークショップで使われた色鉛筆です。
やられたなぁと感心するとともに嬉しくて。
091002h
そして隣には、さらに不思議なものが入っています。
職員さんの説明によれば「ニイガタのタカラアツマレ」のタカラモノの一部で特に小さいものが入ってるそうです。
細長いものは、みずっちたんくで展示中の「つぎつぎきんつぎ」で出たお皿の切れ端!
すでに色あせ始めた花たちの隣で自己主張するタカラモノたちを見ていると楽しい気持になりました。

他にも屋外作品がありますが、雨が強く今回は見ることを諦めました。
それにしても充実の時間を過ごすことができました。
土のおおらかな強さに心ときめき、あらたな発見に感激し、そして作品がそれぞれバラバラに存在するだけではなく作家さんたちの優しさと遊び心でつながっていることを感じ、嬉しい気持です。


コメント

Re: タイトルなし

☆えみこさん
作家さん同士がどれほど交流があるのかはわかりませんが、こういうのっていいですよね。
カセットプラントは応用が効きそうです。

ひさびさに台風が通りそうですね。
屋外作品が台風で壊れたりしないかと思わず心配になってしまいます。

  • 2009/10/07(水) 23:12:58 |
  • URL |
  • さるる #-
  • [ 編集 ]

あの色鉛筆は
そういうことだったのですね~
作品がつながっているというのは感動ですね!

  • 2009/10/06(火) 23:17:50 |
  • URL |
  • えみこ #-
  • [ 編集 ]

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