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ファンタスティック!チェコアニメ映画祭

ファンタスティック!チェコアニメ映画祭を観て来た。
公式サイトにもあるように四つのプログラムがあって、今日観て来たのは「ナンセンスプログラム」。
大好きなイジー・トルンカの仕事による作品はなかったけれど、どれもおもしろかった。
シュールで、辛口で、大人が思わずニヤリとするストーリー。
映像的には日本人が日頃見ているようなアニメとは違う、あえて言うならNHK教育テレビで見ることがありそうなアニメ。
特に人形を使ったコマ撮りの手法は手がかかっている分、迫力が違う。
アイデアに満ち溢れ、美しく、ユーモアがあり、とにかくすばらしいの一言に尽きる!
背景や小物のひとつひとつが心を込めて作られ、すべて芸術の域に達していると思う。
ハッピーエンドばかりでなく悲喜こもごもの人生を表現しているところもいいなぁ。

今日観た9作の中で一番好きなのは「魔女のバイオリン」。
バイオリンを弾く美女はともかく、その相棒(?)のメガネにジーンズ姿でタバコを蒸かしているオバサンが何者なのかがすごーく気になった。
それとやけに胴の長い猫も。
車が出てきた工場みたいな場所にも意味がある?
<以下、ネタバレ>

<以下、自分のための覚書。ネタバレ注意>

夜、街頭が点る頃、工場のような建物内にも電気が点る。
工場の門からはライトを灯したトラックが次々と走り出る。

場面変わって近くの原っぱ。
猫がうろついている。
猫は道路を横断しようとして車に轢かれる。
猫の死体から血が染み出る。
その血を吸う一匹のハエ。
ハエはそこらを飛び回り、納屋の引き戸に留まる。

朝?
納屋の隣の民家から咥えタバコのメガネの女が出てくる。
女が納屋に入る。
納屋の棚には刃物やいろんな道具が並ぶ。
その一角に鍋が。鍋の中には干からびたソーセージのようなものがたった一つ。
鍋をのぞいた女は民家に戻る。
民家の中には金髪の女が眠っている。
メガネの女が声をかけたのか、金髪の女は目を覚ます。
かなりの美人である。
そして金髪の美女は寝巻きのままバイオリンを手にする。

道路に出た二人。
メガネの女は二股の道の片方に「通行禁止」の看板を立てる。
もう一方の道の途中には金髪の女がバイオリンを手に座り込む。
そこへ二人の男が乗ったトラックがやってくる。
トラックは通行禁止の道を避け、もう一方の道へ。
すると目の前に金髪の女が座っている。
女は突然立ち上がるとバイオリンを弾き始めた。
その音色に意識が朦朧とする男たち。
ハンドルを切りそこねトラックは崖下に転落する。
崖下には他にも車が落ちている。
男たちは尚もバイオリンの音色に誘われ、怪我もなく崖下から道に這い上がり、歓喜の表情で女の元へ吸い寄せられていく。
女は踊るようにバイオリンを弾きながら、男たちを導いていく。
すると男たちの体にはみるみる変化が現れ・・・

二人の男はいつの間にか二頭の大きな豚に姿を変えていた。
女はバイオリンを弾きながら豚を納屋に連れて行く。
納屋にはメガネの女が待ち構え、豚が納屋に入ると納屋の扉を閉めてしまった。
中からは大きな物音が・・・!

金髪の女は民家に戻ると、服を着替え、髪を束ねる。
鏡に女の豊かな裸身が写る。
そして、テーブルに花を飾り、二人分の食器を用意し、席についてもう一人の女を待つ。
ドアが開き、メガネの女が山盛りのソーセージの皿を手に入ってくる。
テーブルに置かれたソーセージからは湯気が立ち上り、その香りを思う存分吸い込む二人。
場面はテーブル脇の壁に切り替わり、時計と立ち上る湯気だけを映す。
二人の女が貪り喰う音だけが響く。

END



チェコ民主化前夜ともいえる時期の作品。
予備知識がないので社会風刺なのかどうかはわからないけれど、童話にありそうなストーリーながら、なんともブラックで大人向けの作品で、特徴ある絵とともに印象深い。


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