福福生活next

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

誰も知らない佐渡

行ってきました。
「誰も知らない佐渡 海底から原始の森へ 天野尚写真展」
新聞・テレビ等で大々的に宣伝していて、特に新聞では杉の巨木のインパクトの大きさに「これは絶対観るしかない!」と心に決めていました。

佐渡と言えば海!まずはそんな印象。
海がきれいで魚も豊富。ダイビングスポットとしても人気があるようだが、今まで佐渡の海底を写真に撮った人がいただろうか?
天野さんの視点は海抜0メートル地点で青い海と青い空が交わる写真から始まって、海底を散歩し、コブダイとの邂逅をユーモラスに写し撮り、次に海上に上がって行く。
今までの佐渡のイメージを裏切らない美しくも厳しい海上と海岸線の写真の後には豊かな森林の風景が続いていく。

佐渡に海はあっても森林があるというイメージは今までなかった。
手付かずの自然が残る美しい山並みや豊かな植生の林を見ながら「これは佐渡の自然であると同時に失いつつある日本の自然の姿なのだ」と強く感じた。
その感覚は最後の天然杉の写真を見ていっそう強くなった。
植林されて規則正しく並ぶまっすぐな杉を見慣れた目には、長年の風雪に耐え、いびつに曲がっていたり、瘤ができていたり、蛸の足のようにたくさんの枝を伸ばす巨木たちは「本当に杉だろうか?」と思ってしまうくらい異質なものだ。
しかし、人はその姿に悠久の時と強い生命力を見出し、強く心惹かれるのだろう。

私は「佐渡にこんな自然があるのか」というより「佐渡の自然をこんなふうに表現できるのか」ということに驚いたし感動した。
天野さんの写真は大きく引き伸ばされていることもあるが、細部が非常にクリアである。普通の写真と天野さんの写真を比べたら、ブラウン管テレビとハイビジョンテレビくらい差がある。
人の目ではあそこまで見ることはできないだろう。
最後に天野さんが使用しているフィルムとカメラが展示されていた。
フジフィルムが「アマノ版」と名づけた特注の大判フィルムと他にも4種類くらいの大きさのフィルムで撮られた写真を見比べるコーナーがあって、大判になるほど解像度が上がり情報量が増えることがよくわかる。
カメラもアメリカ製の特注品で、三人がかりでないと持ち上がらないくらい
重いという。
やはり普通のカメラではこれだけの美しい写真は撮れないのだと最後にため息をついた。

販売されている写真集を手に「さすがにパネルの迫力は写真集では出せないなぁ」と買うのを悩んでいる男性がいた。
私も写真集より、たった一度でも本物のインパクトを選びたい。
会期は26日まで。
まだご覧になっていない新潟市近郊の方はぜひどうぞ。

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://hanamame.blog10.fc2.com/tb.php/377-630e870d
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

アルヴァ・アアルト 住宅作品集CD-ROM

フィンランドを代表する建築家の世界をたっぷり「アアルトの建築を見に行くことがフィンランドを旅する目的」という人もいるほどの世界的な建築家、ヒューゴ・アルヴァ・ヘンリック・アアルト(1898-1976)。代表的な住宅15作品を未公開作品含め、約600点の写真、スケッチ、

  • 2007/09/18(火) 12:49:01 |
  • カメラ・写真をあなたに捧げます

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。