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草間彌生 永遠の永遠の永遠

お天気良かったので行ってきました。
つーか、私はこの方大して興味がなくて。だけど何故か前売り券買っちゃって。疲れがたまっているけど今日行かないと行かないで終わりそうだったのでお天気と有本利夫展の前売り券を買うのを口実にして出発。

さすがは草間さん。平日の新潟市美術館にしては人が多かったです。いつも私が行く展覧会と客層が違うんで、なるほどね~と思いつつ。若い人が多い。カップルもちらほら。写真撮影OKの作品も多いので互いに写真を撮り合ったりして。私はそんな周りの人々をひそかに観察。

作品はやっぱりおもしろいですよ。色使い、多色使いしていないものは好きです。白と黒の幻覚そのものって感じの作品もよかった。水玉少な目もよい。ただ、体調いまいち眼精疲労のためか、ちょっと眩暈がして細かい強迫神経的な作品はじっくり見れなかったのが残念。目玉がたくさんとか本来は好きなんだけど今日は気分悪くなってしまった。さらっと流してハイ終了。(もったいない?)

販売されているグッズが多いのもさすが。イイかもと思う半面、いかにもクサマな感じに使うのが気恥ずかしい気も。

新年の有本利夫を楽しみに今年の展覧会巡りはこれでお仕舞い。


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華麗なるインド展へ

新潟市新津美術館で「華麗なるインド インドの細密画と染織の美」を見てきた。
山に近い美術館では時々雨が降り肌寒いが、雨は赤や黄色に染まる木々をしっとりと美しく見せ、足元の落ち葉の種類を数えつつ周囲の景色も楽しんだ。

仏教経典の挿絵から始まったというインドのミニアチュール絵画(細密画)は、王朝貴族が富を惜しげもなくつぎ込んでお抱え絵師たちに描かせたもの。貴族の生活や神々の物語などが異常なまでの細かさで描かれている。たくさんの色を使った鮮やかな色彩はとてもインドらしくて美しい。
もっと素朴でプリミティブな絵画をイメージしていたが意外と洗練されており、特にムガール時代はヨーロッパの影響を感じさせる実写的で端正な肖像画が見られ感心した。素描も結構な数が出展されていて、これを見ると技術の確かさがよくわかる。肩から腕、胸から腰の絶妙な曲線美はどの絵を見ても狂いなく描かれすでに様式美の域。まるでコンパスか分度器でも使って描いているかのようで、さすがは数学脳の国だと唸った。
写真で見るとつぶれてわからないが、衣類やアクセサリーなどの装飾や背景の植物など色の上にさらに細かい線や点が重ねられていて立体的にさえ見える。これはぜひ実物を見てほしい。

ふたつある展示室のうちのひとつは布。とにかく布、布、布。
かつてインドは染織の先進国だった。今ではインド綿というとチープな印象があるが、そんなイメージを吹き飛ばす高度な技術を駆使したすばらしいものばかり。木版捺染でよくもまぁこんなに細かい柄が染められたものだと感動。気が遠くなるくらいの時間がかかっただろうと思われる繊細な織物にまた感動。
現在ならコンピューターでデザインしてデジタルプリントで簡単に似たようなものは作れるかもしれない。でも同じ技法で作ろうとしたら数百万円かかるのではないか。そもそも技術者がいるのだろうか。あまりに複雑で技法がわからない絞りもあるそうだ。

ついでにお隣の古津八幡山・弥生の丘展示館を見学。現在発掘中の八幡山古墳の様子がつい先日マスコミに公表されたばかり。そういえば、まだ新潟市と新津市が合併していない頃、友人とあの辺りを散策したことがあった。お互いに歴史好きなので古墳、古墳と大盛り上がりした記憶がある。
新潟県内はけっこうたくさん小さな古墳があるらしい。以前話題になった胎内の城の山古墳なんて田んぼの中にあって杉が生えてる。あの辺り不自然に盛り上がってるなと思ったら古墳だったということは多い。

ジパング展

県立万代島美術館で開催中の「ジパング展」を見てきた。

2009年に県立近代美術館で開催された「ネオテニー・ジャパン」と同傾向。日本現代美術の若手トップアーティストが勢ぞろいしている。ネオテニーと出品者は何人か同じだが今回も濃密な中身。30代が中心になっておりネオテニーよりさらに若い世代の割合が高い。

印象的だったのが‘伝統回帰’と言うべき日本の伝統的文化と最新技術の融合。
わかりやすいところで山口晃。大和絵、絵巻物、洛中洛外屏風、昭和レトロ、これらをイメージさせる絵柄が混ざり合い、よく見ると現代の文化であるBSアンテナまで登場する。武士が跨る馬は頭は生きた馬だが下半身はバイク。絵巻物風でありながら画材は油彩だ。逆に日本画の技法で従来の日本画ではありえないような過激なテーマを描く町田久美。美術雑誌に‘超絶技法’と書かれた微細な線を積み重ねて描く池田学も戦国時代のようでいて昭和レトロも同時にあり、どこか近未来的でもある。
チームラボの映像作品は外国人にウケそうな内容。墨で線が描かれ立体的に回転しながら木となり、そこに梅のような花が咲き緑が芽生え、鳥や蝶が集う。これが日本の美意識だといわんばかりの美しさ。

表現方法としては万人受けすると思えない作品も多いが、優れた技術を持つアーティストばかりなので見応えがある。もうもうお腹がいっぱいになる。最後の方に会田誠の脱力系作品があるところがまたスゴイ。というかあの人はもっとスゴイ作品があるのに‘おにぎり仮面’を持ってきてしまったところがね、やってくれるわ。見て見ぬふりをして通り過ぎるおじさんとか、ちら見して通り過ぎる郵便配達員に吹いた(笑)

それにしても‘戦っている’作品が多いのも印象的。やっぱり戦っているのか現代人。

Catrin Arno

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ドイツ人アーティスト。
ありがちっちゃーありがちな感じではあるものの、適度に毒気やシュールさがありつつ美しいので好きです。

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象徴派 夢幻美の使徒たち

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ひさしぶりに長岡の県立近代美術館へ。
ホント何年ぶりだろ。バス料金上がった?

この秋は私にとって展覧会の当たり年。
バーン=ジョーンズを見て以降、ほかの世紀末画家の作品も見たいなぁと家にある画集を眺めながらぼーっとしていたらまた新聞広告を見つけちゃいました。
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このポスターと同じ写真を見た時はひとりで大興奮。モローとルドンじゃないですか。
そこで詳しい情報を調べたところ他にもクノップフ、ムンク、ピアズリー、アンソール、クリンガー、ドレなどヨダレの垂れそうなラインナップ。
これは行くしかありません。

いわゆる巨匠作品があるわけではないし暑さもあってか美術館はガラガラでゆっくり見ることができました。
象徴派という用語は知ってるものの、あまりその中身に興味がなく今まではザックリと「世紀末美術」として捉えてきました。
リアリズム路線の印象派に対する反リアリズム路線の象徴派であるようですが、人間の深層心理の観念的かつ幻想的な解釈と表現、神話・伝説・聖書といったものから題材をとった物語性、デカダンス、死といった、個人的に魅力を感じる要素が強いのです。
そしてたまたま強く心をひかれる画家にベルギー出身、もしくはベルギーの二十人会に関わった画家が多く「世紀末美術」=「ベルギー美術」の印象があります。
今回は一枚きりでしたがヌンク、トーロップを見ることができて嬉しかった。
トーロップがカトリックに改宗した後、あのぐるぐるをやめて普通の絵を描くようになったというのは意外な話でした。

ムンクがすごい迫力だったとか、あの細かいドレの「神曲」が木版なのにビックリ(ドレのサインの他に彫師のサインもあったがとにかく彫師の技がスゴイと思う)とか、モロー作品は予想通り少なかったとか、まぁいろいろと感想はあるけど、とにかくとにかく感動したのはルドン。
なんだあの岐阜県美術館のコレクション数は。うらやましいじゃないか。
ルドンは目玉や頭部が空中に浮かんでいる版画や木炭画のイメージがあって、幻想的なパステル画や油彩はあまり興味がなかったのです。
ところが今回初めて(?)ナマの油彩を見たらあまりの美しさに一気に心を持って行かれました。
やっぱり本ではダメなのです。本物を見なくては。
ルドンは長年発表してきた「黒」の作品を離れ、晩年になってようやく輝くような色鮮やかな作品を生み出すようになるのですが、類まれなる色彩感覚を持っていた人だと思います。
たくさんの強い色を使っているにも関わらず調和がとれていて、どの色をとっても美しい。
特に青色の美しさと、他の色を引き立てる効果的な白と黒の使い方に心惹かれました。
黒の時代の作品もやはり本物は違うと感じました。
とても繊細なのに、目に見えない世界を表現しようとする強い意志のようなものがありました。

前期(9月)と後期(10月)があって作品の入れ替えもあるようで後期も気になるところ。
今展示されているルドン作品の多くは後期は展示されないので興味のある方は早めにどうぞ。

PIE BOOKSのおしゃれな本たち

今日は腰を据えてジュンク堂で過ごそうと時間も予算も余裕めに(図書カードをいただいたのだ♪)用意しておでかけ。
いくつか候補をピックアップして、ゆうべのうちにジュンク堂のwebで在庫と棚を確かめておいた。

お目当ての本を値段と内容を考慮しつつ取捨選択。
カゴから入れたり出したりしながら棚と棚を行ったり来たり。
ところが、ほぼ決定し、ついでのつもりで地下の美術コーナーに行ったのが運のつき。
予定外の気になる本がわんさかあるではないですか。
悩みに悩んで美術コーナーで購入決定し、他のカゴの中の本たちを棚に戻しに行ったとさ。
結局、候補の本は一冊も買わなかった・・・そんなもんだよな。

そんな感じで今日買ったうちの一冊がこれ。

大正イマジュリィの世界―デザインとイラストレーションのモダーンズ

大正から昭和初期の本の装丁や広告・ポスターなどに見るデザインやイラストレーションを集めたもの。
この時代は欧米でアールヌーヴォーやアールデコが流行したり、前にも書いた通りカイ・ニールセンたちが活躍した挿絵の隆盛(これは印刷技術の向上によるものが大きい)があった時代なのだが、日本でも和洋折衷のデザイン文化が生まれ、それが今見てもとても魅力的なのである。
ここ10年近くアンティーク着物が大変人気があるが、今で言うアンティーク着物はまさにこの時期のデザインから影響を受けている。


ところで、この本はピエ・ブックスが出版している。
ピエ・ブックスといえば前に購入した「乙女モダン図案帖」や、マーク・ライデンの「不思議サーカス」あたりはこのブログでも紹介した記憶がある。
他にも北光社で買おうかどうしようか迷った本にピエ・ブックスのものが多かったことに今日気がついた。

コレクションブック

マッチで旅するヨーロッパ

プロテージュ・カイエ―フランスの子どもたちの勉強道具・ノートカバー

紙やパッケージデザインの本が目立つのが特徴のひとつかもしれない。


インテリアや雑貨のコーナーも紙や布の本が多かった。
あとそれらも含めとにかくハンドメイド!
ロフトに行くとあらゆる種類のマスキングテープが売っているけど、マスキングテープも手作りの素材として人気がある。
要はアイディアと‘楽しむ’気持の問題か。
センスと発想力のある人が世の中たくさんいるなぁなどと凡人の感想を抱いてしまう。

刺青


日本の刺青と英国王室―明治期から第一次世界大戦まで

これ、いいなー。
ハードカバーは持ち歩けないから嫌いなんだけど、これは読みたい。

今日の新潟日報で紹介されていたが、調べるとちょっと話題の本らしい。
この内容はおそらく以前私が調べたことのある内容が含まれるとは思う。
沖縄の高齢女性で手に刺青を入れる習慣があった頃のなごりを留める人がまだいらっしゃるというのをテレビで見た時だ。
昔はアイヌや琉球で通過儀礼として女性の体の特定の部位に呪術的なデザインを彫った。
日本の刺青文化は本当に古くから存在し、縄文弥生の土器から刺青と思われるデザインをほどこされたものが発掘されている。
後に刑罰としてのイメージが強まるが、もともとは呪術的もしくは地位や立場を表す装飾としての意味合いが中心だったように私は考えている。

華美で過激な装飾として現代に通じる文化が花開いたのは江戸時代。
歌川国芳の浮世絵が全身に彫り物を入れるという流行を生んだとされている。
今でも刺青の下絵の参考にされているとか。
有名なのが「通俗水滸伝豪傑百八人之一個」のシリーズ。
いわゆる武者絵の一種なのだが、数は少ないものの刺青の人物の絵柄は強烈なインパクトを放っている。
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KAY NIELSEN


幻想の挿絵画家 カイ・ニールセン

前に書いたジュンク堂で思わず買ってしまった本というのがこれ。
11月に発刊されたばかりの新刊。
意外や意外、人気画家のわりには日本語の画集って見かけなかったかも。
Amazonでも洋書の画集か、物語の挿絵しか手にいれることができなかった。
今回の本はニールセンの生い立ちや時代背景の解説も事細かく書かれているのが気にいった。
カイ・ニールセンはデンマーク出身の挿絵画家で、前に書いたハリー・クラーク同様20世紀初頭の挿絵の黄金時代に活躍した。
今で言うイラストレーターなのだと思う。

この人の絵は「太陽の東、月の西」という北欧民話集の挿絵が特に好きだ。
ピアズリーやクリムト、さらには日本の浮世絵や中国趣味といった東洋美術の影響も感じさせつつ、見事な色彩感覚と構成力・デザイン力は見る者をとりこにする魅力がある。
なにより美しさとドラマ性という挿絵になくてはならない条件を大いに満たしている。
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思えば、ハリー・クラークとカイ・ニールセンは好きだが、ピアズリーもデュラックもラッカムも興味がないなぁ。

HARRY CLARKE

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今回急に挿絵熱が上がった原因がこのハリー・クラーク。
ずーっと忘れていたけど大好きな人で、偶然ネットでこの絵にぶち当たって思い出したという。
アイルランド出身で、ステンドグラスのデザイナーとしても有名。

上の絵はエドガー・アラン・ポーの本の挿絵の1枚。
これはファンタジックな印象だが、他はポーの挿絵だけあって不気味さいっぱいでGOOD。
かと思うとアンデルセンのカラー挿絵ではゴージャスなアールヌーヴォーの香りたっぷりの鮮やかな色彩が美しい。

ハリー・クラークが活躍した1900年前後はまさに挿絵の全盛期で、印刷技術の向上により‘ギフトブック’と呼ばれる豪華本が作られた。
イギリスを中心に活躍した画家はたくさんいるけれど、ハリー・クラークの絵は特に好きだ。
不気味な絵の方が彼の持ち味だと思う。
最初に出会ったのはたぶん「人魚姫」。
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この緻密な絵はペンで描かれている。

ここ↓でたくさんの作品を見ることができる。
http://www.grandmasgraphics.com/clarke1.php
そしてポーの洋書。

Tales of Mystery and Imagination (Calla Editions)


FREAKS

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夜想 モンスター&フリークス

予定外の買い物その1。
いやぁ、マメ山田さんのアリスにやられたわ。
フリークス、土方巽、宇野亜喜良の「芋虫」と来れば買うしかないでしょう。
「銀幕世界の怪物たち」というテーマもよい。

一年前に刊行されてたのか。
全然知らなかった。

フリークスってやっぱりこのフリークスから来てるんだよね。

フリークス [DVD]


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